気になった法律

法律に対する感想を書いています

不動産業者と特殊詐欺

 詐欺グループにアジトを提供したとして不動産会社の社長らが逮捕された事件で、逮捕された社員が入居する際の審査の緩そうな部屋を選んでグループに紹介していたことが分かりました。

 不動産会社社長・ 容疑者(43)と社員・ 容疑者(36)ら7人は今年6月、東京・台東区のビルの一室を実際の使用者と違う別の人物や会社を使って契約を結んだ疑いが持たれています。部屋はアダルトサイトの架空請求詐欺グループのアジトに使われていました。捜査関係者によりますと、同様の手口で契約した部屋は都内などで100件以上あり、その多くは契約前に 容疑者が部屋を確認し、持ち主による審査の緩そうなものを選んで紹介していたということです。取り調べに対し、 容疑者ら7人は容疑を認めています。

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000087115.html

 詐欺の実行行為をした者だけでなく、電話などを準備した者や部屋を用意した者も共犯とされるでしょう。

 不動産会社の社長や従業員となると、詐欺グループそのものとは別個の立場にあると思いますが、情を知って関わったということは、それ以前に何かしらの繋がりがあったのではないかと思います。

しかし、不動産仲介業の報酬だけでは、わりにあうものであったようには思えません。

ところで、持ち主に依る審査の緩い不動産というと、不動産オーナーが不動産業者を信頼して任せきっていることがあると思いますが、こういった事例が多く生じてくると、未必の故意の問題が生じてくることもやむを得ないのかと思います。