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虚偽の出生届による日本在留

  在留資格を得るために偽装結婚した日本人男性を父親とする嘘の出生届を提出したとして

http://www.sankei.com/west/news/161211/wst1612110032-n1.html

偽装結婚そのものが犯罪ではあり、電磁的公正証書原本不実記録・同供用が成立します。そして、子の日本への在留を得る方法として、偽装結婚の夫婦間で生まれた子として出生届を出したとのことです。同出生届についても、電磁的公正証書原本不実記録・同供用が成立することになります。

偽装結婚の場合は、婚姻意思の存在という規範的な要件の評価が難しいことがあるように思いますが、虚偽の出生届となれば、客観的事実の認定だけで足りることであり、戸籍制度の信頼を失わせるという説明もしっくりきます。

ただ、この子が実際に偽装結婚間の子であれば、日本人の子となるわけで、母又は父である外国籍の者も、日本人の子の親という立場を得ることにはなりますね。